誰よりもつよく抱きしめて【第7話】のネタバレ・感想!突き付けられた選択

漫画「誰よりもつよく抱きしめて」はさがわ連先生の作品です。

父親から受け継いだ児童書専門店の店主である水島月菜は、絵本作家の夫・水島良城と結婚して8年。
優しい夫だが、潔癖症を患い月菜に触れることもできず、月菜は内心寂しさを募らせていた。

そんなある日、店を訪れた青年が携帯電話を置き忘れた。

着信音に持ち主からだと思った月菜が電話に出て聞いたのは、ある女からの別れ話だった──。
セックスレスの夫婦を通じて、結婚生活の意義を問う新堂冬樹の純愛小説をコミカライズした注目作!!

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誰よりもつよく抱きしめて【第7話】のあらすじ・ネタバレ・感想

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誰よりもつよく抱きしめて【第7話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

誰よりもつよく抱きしめて【第7話】のあらすじ

良城・千春・克麻…それぞれの言葉が頭の中で繰り返される…
良城の戻らない部屋で膝を抱え、頭を垂れる月菜。

月菜のスマホに着信が入ります。
発信相手は良城でした。

月菜「よしくん…どこにいるの?」
良城「…話があるんだ。明日会えるかな…」
月菜「…じゃあ原宿の喫茶店で…」

言葉少なに終わる通話。

月菜(話って、別れ話よね。私たち本当に別れてしまうの…?)

 

――翌日、約束の喫茶店にて。

 

遅れてやってきた良城は、椅子にハンカチを敷いて、ウエットティッシュでテーブルを拭いて…いつもの行動を取って席に座ります。

夫婦の営みに挑んだ夜は「僕も変わらなくちゃ」と言ってくれたのに…
潔癖症を克服する必要のない、ラクな道を選んだ良城。

良城「月ちゃん…こんなに苦しませて…ごめん」
月菜「あなたが謝るなんておかしいわ、悪いのは私よ。あなたがあなた自身を許せないなんて…なんでそんなことを言うの?」

ラップでぐるぐる巻きの指を握りしめ「僕は君を抱きしめてあげられない。君を幸せにできない」と震える良城。

 

月菜「そう思うなら私を幸せにしてよ!私はよしくんと一緒に幸せになりたいのよ?だから結婚して夫婦になったんでしょ?」
良城「それは8年前の幸せな時間の残像だよ。彼なら…きっと君を幸せにできるんじゃないかな」
月菜「そんな言い方…本気で言ってるの!?」

良城は「サインしたら連絡してくれ。僕が提出するから」と離婚届を差し出し、席を立ってしまいます。

 

ひとり残され、無意識に克麻にすがろうと電話をかけてしまう月菜。

電話に出た克麻は、来週からパリにいる知り合いのもとで働くことになったから一緒に行かないか?と月菜を誘います。

克麻「この生きにくい場所から一度離れてみませんか?
何もかも置き去りにして1からやりなおしてみましょうよ。
僕はすべてを引き替えにしても、あなただけは独りにしません」

 

この言葉が、独り喫茶店に残された月菜の心に染み渡ります。
克麻は、いま月菜がいる喫茶店に向かうと言い、電話を切ります。

…パリに行ったとしても、現実から逃げるだけ。
自分の都合で克麻を振り回してはいけない。
立ち上がって店を出ていけばいいだけの話なのに、それができず思い悩む月菜。

そうこうしているうちに克麻が迎えに来て、月菜は手を引かれるまま車に乗ります。

克麻「僕のマンションここから15分くらいなんです」
月菜(克麻くんのマンション…このまま行っていいの?)

誰よりもつよく抱きしめて【第7話】のネタバレ

克麻「僕、昔『アロア』という名前の犬を飼っていたんです」

車を運転しながら、克麻は飼っていた犬の話をします。

克麻「アロアはメスのシェルティで、僕が拾って育てました。
アロアは自分のことを人間だと思っていました。
アロアは目が開かないうちから僕が世話をしていたので、僕を親だと思ったようなんです」

飼い主といるときだけ機嫌が良くて、他の犬には興味を示さなかったアロア。
ある日克麻は、犬の散歩で一緒になった人に「君の犬は不幸だな」と言われます。

その人が言いたかったのは「犬は犬のコミュニティにいた方が幸せだ」ということ。
後にアロアは犬同士のコミュニケーションを覚え、自分のあるべき世界へ踏み出していった…と語る克麻。

 

月菜「私が自分のあるべき世界にいない、って言いたいの?なぜそう言えるの?」
克麻「あなたが寂しそうだからです」

『8年前の幸せな残像だよ』
良城の寂しい言葉を反芻し、彼と自分との距離が途方もなく離れていることを改めて思い知る月菜。

克麻「着きました」

…話をしているうちに克麻のマンションに着きます。
月菜を部屋に上げた克麻は、コンビニで買い物をしてくると外出して、月菜はひとり思案に暮れます。

一緒にパリに行くということは、克麻を選ぶことになる。
そうなれば良城を諦めることになり、離婚届を書かなくてはいけなくなる…

 

月菜はふと部屋の片隅に『空をしらないモジャ』の絵本があるのを見つけます。

『ぼくがそらを しらないからです。わるいのはぼくですから』
『君は空を飛べばいい』

月菜(よしくん…よしくん…よしくん…!!私はあなたに抱きあげてほしかったのに…)

「悪いのは僕だ」言うモジャと良城を重ね合わせ、涙を零す月菜。

克麻「月菜さん、泣かないで。僕があなたを抱きあげますから」

 

買い物から戻った克麻が、月菜に寄り添っていました。
月菜に寄り添い、口づけ、抱きしめる克麻。
克麻を良城に重ね合わせ、良城の温もりを夢想する月菜。

 

克麻「またご主人のことを考えていたんですね」
月菜「ご…ごめんなさい」
克麻「いいんです、ご主人の代わりでも。ご主人は月菜さんの心の中で生きることはできても、あなたのそばに一緒にいることはできない。今あなたを抱きしめられるのは僕です」

月菜(そう、よしくんはもういない…っ!!)

良城が戻ってこないことを改めて認識し、号泣する月菜。

――

翌朝。
泣き疲れて眠ってしまった月菜は、克麻に揺られて目を覚まします。

克麻「月菜さんが何が好きか分からなかったので、いろいろ用意しました」

月菜は、克麻が用意した朝食の出来栄えに驚き、そのおいしさにもまた驚きます。
ふと月菜と克麻は、お互いのプロフィールをほとんど知らない事実に思い至ります。

克麻「児童書専門店の店長さんで、既婚者33歳」
月菜「克麻くんはバーテンで28歳、ご両親が結婚相談所を経営されてる」
克麻「そこは覚えてるんだ」

 

月菜は、克麻の純粋さ・強さに惹かれ始めていました。

月菜「私、フランス語は話せないけど大丈夫?」
克麻「大抵のことはボディランゲージでいけますよ」

そして一見繊細ながら、おおらかで大胆な一面にも。

 

克麻が紅茶のおかわりを入れようとキッチンに立ったとき、インターホンが鳴ります。
辞めた店から送りつけられた私物だろう、と克麻に言われるがまま応対する月菜。

???「月ちゃん…」

荷物を受け取り、配達員を見送ったあと。
月菜は、ドアの外にいる人影に驚愕します。

そこに佇む人物は――

良城「本当にここにいたんだね…」
月菜(よしくん…!?)

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誰よりもつよく抱きしめて【第7話】の感想

いまテロとか移民とかで危ないから、パリはやめた方がいいんじゃない?
というのは抜きにして…なんか、よしくんがコワイ。

出ていってどこに居たのか、なんで千春を家に上げたのか説明もせず、
連絡も入れずに克麻のマンションに来る(しかも自分でインターホンを押さずに配達員の陰から覗いてくる)なんて…最後のページ、軽くホラーですよ!

ところで克麻の言う「あるべき世界」って何でしょう。
犬は犬、サルはサル同士のコミュニティでよろしくやればいいって事?

「自分に合った環境に居るのがいい」のは分かりますが、「べき論」でカテゴライズするのは排他的が過ぎる気もします。
また、その排他性に克麻の『歪み』が表現されているのかもしれませんね。

本作品は新堂冬樹先生の小説をコミカライズしたものです。
原作とはまた違った印象で物語を楽しめます。

まだ読んでない人は是非無料で読んでみてください!

まとめ

以上、誰よりもつよく抱きしめて【第7話】のネタバレを紹介しました。

この作品は月刊誌「ストーリーな女たちブラック」で連載されています。
残念ながらU-NEXTでは配信されていませんでしたが、FODで毎月第2木曜日に配信されます。

実際に絵も交えて読むとなお面白い作品なので、是非、下記の記事で紹介している無料で好きな漫画を読む方法からお試しください!

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